創造のあそび場

ボーダレスなストーリーをお届けします

夢を一緒に叶えてくれる人の正体は?

第五回『幽霊学校』スマイルエンジェル

     『スイッチ』喜多恵子

 

『幽霊学校』は2013年に中高生向けの公募で作った物語です。

400字/90枚(36051字)

その後、同じ内容をシナリオに書き変えて、タイトル『スイッチ』にしてテレビ局のシナリオコンクールに投稿しました。

400字/60枚

 

この物語の舞台は、東京、青山墓地

ここは、場所柄、有名人が眠る墓地です。

また、私がかつて通っていた都立高校が、この墓地の敷地に隣接していました。

(今は、残念ですが高校は、廃校になってしまいました)

場所柄、本当に幽霊が出ると噂もあり、実際目撃した人もいたようです。

作品の読者層が中高生向きだったので、我が母校を舞台にしました。

 

内容は、3人の高校生と墓地に眠る有名人がコンビを組み、それぞれの夢を叶えるという青春サクセスエンターテーメントです。

この幽霊学校というタイトルから、オカルトな内容かと思わるようですが、青春物語です。

どんな組み合わせかというと

  • 落ちこぼれの高校3年生の男子と大学教授の幽霊がコンビを組み、東大に合格する。
  • いじめにあっている高校1年生男子が有名な漫才コンビの幽霊とコンビを組んで、いじめっ子と仲直りをし、さらに、漫才コンビを組みデビューする。
  • 失恋して自殺しようとした高校1年の女子と本当に自殺したアイドルがコンビを組み、女子力アップのレッスンを受けて、アイドルへと変身する。

高校生は、それそれが、自分の夢を叶え、そして、幽霊はその手助けをした功績で、めでたく成仏するという結末です。

 

幽霊と高校生の絆もほろっとします。

そして、「こんな経験してみたかったな~」と思いながら書きました。

実際、青山墓地には、もっと沢山の有名人が眠っているので、色々な組み合わせで物語が展開できます。

今後、連続ドラマの企画で!と勝手な妄想を膨らませています。